娘ががんになりまして【３日目】

７月１３日　３日目

昨夜のこともあり、ほとんど寝ることが出来ずに起床。
娘は家と変わらずな寝相で一安心。
朝食後、病棟を一緒に手を繋いで歩く。病気が分かったからなのか、心做しか歩行のフラつきが強くなったような気がする。
あまり人見知りをせずに看護師さんや他の患者さんに手を振るので、病棟のアイドルになりつつある。
病気が分かってからお風呂にも入れていなかったので、病棟のお風呂を借りる。
家では妻と協力して入れているので、１人で娘をお風呂に入れるのは一苦労。

綺麗になったところで、妻の両親がお見舞いに来てくれる。
両親以外の面会時間は３０分と決まっているので、ほとんど顔を見せるだけで終了。
義母は病気が分かってからご飯が喉を通らなかったそうで、一目見れて安心したとのこと。
義両親が帰ってすぐに妻が到着。今日は妻が泊まるのでそこで私と交換。
病院に泊まるのが初めてだったので、交換して車に戻ると一気に疲れが押し寄せてくる。
一休みしたいところだが、その足で病院に泊まって気付いた必要な物を買いに出掛ける。

４人部屋の病室なので、１人分のスペースがいかんせん狭いので収納ボックスを購入。
また、妻が言っていたように病室が本当に寒い（２４℃設定。子供の体温に合わせてなのだろうがおじさんにはキツイ）ので、曇りだが３０度を超えているのにユニクロで季節外れのカーディガンを買う。
少し時間が余ったので、１３００円カットで坊主にする。中学で野球部だったのでそれ以来の坊主。
同じ病棟の子供達が抗がん剤で毛が抜け落ちているのを見て、娘もいずれ同じようになるのだろうと思って先走り坊主。
結果的にドライヤー使わなくなって時短できたり、気合が入ったりで最高。
最高だが似合うかどうかは別の話で、妻からの評価は最悪で二度と坊主にしないでくれと念押しされる。